乳幼児の健やかな発育には、全粒及び精製穀物の摂取がきわめて重要であるようだ、というカナダからの研究報告です。
ニュートリショナルストラテジーズインクの研究チームは、乳幼児向けを含む米国人のための食事ガイドライン(2020-2025)を策定するうえで、穀物を評価するために、米国国民健康・栄養調査(NHANES)2001-2016のデータを解析して、穀物摂取乳幼児の栄養素及びエネルギー摂取量、食事の質、食品群別摂取を非摂取乳幼児と比較した。
その結果、穀物をよく食べる乳幼児は、食物繊維、亜鉛、葉酸、マグネシウム、チアミン、ビタミンB6等の栄養素の摂取が多いことが明らかになったという。
また、野菜、果物、豆類、全粒穀物、精製穀物、乳製品、たんぱく質、魚介類、飽和脂肪などの摂取が多かった。
「この研究の重要なポイントは、両親、介護者、および彼らに栄養指導を提供する人々が、乳幼児の食事に穀物を含める多くの利点と、それを除外する多くのリスクを知る必要があるということだ」と研究チームは結論付けている。