妊娠が難しい方の多くの原因に「多嚢胞性卵巣/PCOS」という疾患があります。
多嚢胞性卵巣とは、卵胞は成長し、卵子も育ってくるのですが自力排卵が出来ずに
無排卵月経となってしまう事です。
その原因は、1:内分泌異常と2:糖代謝異常と考えられています。
内分泌異常とは、脳下垂体から始まるホルモン指示系統の乱れで、根本的な原因はストレスによる
自律神経系のアンバランスと言われています。
糖代謝異常とは、血糖値が急上昇する食事、間食を常食し続けているために、
インシュリンの大量放出〜効きが悪くなる、という悪循環が生じてインシュリンの効きが悪くなった
状態を指します。
この状態をインシュリン抵抗性が高くなると言います。
糖尿病の前段階である、血統調整障害と呼ばれる未病の状態です。
この多嚢胞性卵巣は、かなり多くの方が罹患しているためなのかどうかはわかりませんが、
本人に危機感があまり生じていないという共通項があります。
生殖補助医療を施す事で多くの方が妊娠に至る事が可能ですが、
根本から食生活を見直さないと大変大きなリスクを背負う事になります。
それは、直近では妊娠糖尿病、中高年以降は本物の糖尿病がそれです。
妊娠を目指す方は、ぜひシュガーフリーな食生活に切り替えていく事をお勧めします。
いつ迄でしょうか?
めでたく妊娠し、出産をえて、卒乳する迄です。
特に生後半年くらい迄の離乳食が始まる前は、お母さんが食べたものがダイレクトに
母乳に変換されて、その母乳のみで赤ちゃんは細胞分裂を繰り返して大きくなっていきます。
赤ちゃんはお母さんが食べたものそのものなのです。
来院されたクライアントさんに、食の重要性をお話しして、食事の改善に取り組まれた
お母さんが一番ビックリするのが、赤ちゃんの便の状態が変化する事です。
やはり甘いものは魅力的で、なかなかやめる事は難しいのですが、
いざ止めてみると我が子の便が変化するという現実に母性のスイッチが新たに入るのでしょうか?
ピタッと止められるお母さんが多いですね。
さすが母親は強いなっていつも感心します。
以下に、多嚢胞性卵巣〜排卵障害を引き起こしやすいと言われている5大食品を記しておきます。
1:チョコレート
2:生クリーム
3:マーガリン
4:コーヒーフレッシュ
5:サラダ油
これらの食品の共通項は身体に酸化、微細炎症を引き起こすという事です。
イコール、砂糖、トランス脂肪酸、食品添加物の宝庫だと言う事です。
上記の食品はもとより、シュガーフリー、グルテンフリーの食事を半年間続けることが出来れば
血液の値も、基礎体温表も変わっていく事でしょう。
ぜひ!お勧めします。